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~ Dear 福祉業界未経験の皆様 ~ 【ゼロから分かる資格の話 介護福祉士】
2019/10/22
みなさん、こんにちは!
医療・福祉のお仕事紹介サービス「アモンメディカル」、ブログ担当のHです♪

☆ゼロから分かる資格の話☆

本日ご紹介しますのは「介護福祉士」です。


■介護福祉士とは
介護福祉士は社会福祉士・精神保健福祉士と並び、社会福祉士及び介護福祉士法で位置づけられた社会福祉業務に携わる方の国家資格であり、ケアワーカーとも呼称されます。


前回までのブログにてご紹介した介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修と違い、専門的知識及び技術をもって介護を行うのみならず、現場の責任者として勤務したり、家族の介護をする方や介護現場で働くヘルパーに対して指導やアドバイスを行ったりと、介護福祉士はいわば国に認められた介護のスペシャリストです。

また介護だけでなく、食べ物を飲み込むための機能(嚥下機能)の衰えや、ご病気によりご自身の力で食べ物や飲み物を摂取出来ない人に対して、チューブやカテーテルを用いて水分や栄養を摂取する経管栄養、口腔内や鼻腔内の痰の吸引等の医療行為を行う事も出来ます。



■待遇の違い
介護福祉士資格を持っていることで、給与など待遇面での違いも出てきます。各事業所や施設によって違いはありますが、とある施設の介護福祉士資格取得者と初任者研修修了者の給与を比較してみました。
【正社員雇用時】
月給:255,500円~(介護福祉士・施設経験5年以上)
  :220,000円~(初任者研修)

時給:1,100円~(介護福祉士)
  :1,050円~(初任者研修)

上記はあくまで一例ですが、国家資格である介護福祉士に与えられる正社員雇用時の手当は10,000円前後と高額の為、業務の理解をより深める為にも所得のアップの為にも是非資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。



【取得までのルート】
介護福祉士を取得する方法としては、実務経験を通して取得する方法、福祉系高校を卒業して取得する方法、養成施設を卒業して取得する方法の3つがあります。

すでに介護の仕事をされている方、すぐにでも働こうと考えている方、養成施設に通う時間が取れない方などへは、介護業務の実務経験を積んだ上で国家試験を受験する事をお勧めいたします。

ここで介護福祉士の試験に必要な受験資格をご紹介致します!

①「対象となる施設及び職種での従業期間3年(1,095日)以上、かつ従事日時540日以上の実務経験」
②「介護職員実務者研修」を取得している事

以上を満たしている方が介護福祉士試験の受験資格を有する方となります。

介護福祉士国家試験の合格率は平成28年度から3年連続70%を超えており、今年実施された平成30年度試験においては73.7%の合格率を記録しています。

国家資格の中では比較的高めの合格率ではありますが、日々の仕事をこなしながらの試験勉強では無駄なく効率よく勉強をする事が求められるかと思います。


上記に記載の情報の他にも、資格に関してお尋ねになりたい方はお気軽に弊社までお問い合わせください☆☆