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~ Dear 福祉業界未経験の皆様 ~ 【ゼロから分かる資格の話 准看護師】
2019/11/04
みなさん、こんにちは!
医療・福祉のお仕事紹介サービス「アモンメディカル」、ブログ担当のHです♪

☆ゼロから分かる資格の話☆

本日ご紹介しますのは「准看護師」です。
2001年の保健師助産師看護師法が改正されたことに伴って、2002年からは「准看護婦」から「准看護師」と名称が変更されています。

ところで皆様は看護師と呼ばれる資格にも「正看護師」と「准看護師」がある事をご存知でしたでしょうか?その違いについて下で詳しく説明させて頂きます。


■准看護師とは
准看護師制度の発足は戦後、多数の傷病者の為に急激な病院増設を行った事により看護師の需要が大きくなる中で、当時女子の高校進学率が低く、看護師を十分に増やすことが難しかった事が背景にあります。准看護師はそのような状況を打開する為、中学校卒業を要件とし看護師を補助するものとして生まれた資格なのです。

看護師とは、皆様もご存知の通り病院やクリニック、老人ホームなどで病気や怪我を患っている人の看護や診療の補助を行う人のことをいいますが、国家資格である正看護師とは違い准看護師は都道府県知事が発行する免許を得て、医師や看護師の指示に従い医療行為を行うスタッフの事です。前述の通り国家資格ではありませんが、仕事の範囲は正看護師との差異は無く、血圧などの測定、注射・点滴など医療行為全般に関わる事となります。また准看護師が資格を取得した都道府県でしか働けないという事もなく正看護師と同様に全国どこでも勤務出来ます。

業務上での正看護師と准看護師の大きな違いとしては、上記の通り医師や看護師の指示が無い場合に自らの判断による業務を行えない点が挙げられます。


【取得までのルートと合格率】
准看護師は准看護師養成所にて1890時間以上の専門教育を受ける必要があります。最短2年の就学の後に養成所を卒業すると都道府県知事試験の受験資格が与えられ、この知事試験に合格すると都道府県知事から准看護師の免許が交付されるという流れになります。

厚生労働省が公開している平成30年度の准看護師試験の合格率ですが、受験生の区分により多少の変動はありますが、全体でみると約96.9%の合格率を誇っています。

2年間しっかりと勉強する必要がありますが、医療業界でご自身のキャリアを築きたい方は資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。


上記に記載の情報の他にも、資格に関してお尋ねになりたい方はお気軽に弊社までお問い合わせください☆☆